シングル曲「少年」は、今西太一さんのカバー曲ということですが、そうなったいきさつを聞かせてください。
(敬太:以下ケ)この「少年」という曲との出会いですが、その前に今西太一さんとの出会いなくして語れません。打ち上げの席や飲み会の席でご一緒させてもらうことが多く、向こうの地元である関西に呼んでいただいたり、また逆に福岡に今西太一さんが来られた時に、2マンライブを行ったりしていました。
そうしていくうちに、「何かセッションしよう!3人で」という話になり、そこで「なら、俺は『少年』やりたい」と。で、「少年」という曲は一番最初に聴いた曲であり、心にぐさっと突き刺さった曲でもあり…。悔しい!!という感情がすごく湧いてきましたね。先にやられたというか。いつかは、こういう曲を作りたいと思っていたので。

自分の理想としてた曲は、まさに『少年』だったと?
(ケ)そうですね。
「少年」だけに限らないんですが、生きざまを描いてるような曲を書きたいと常々思っていまして。
そんな時にずばッと聴かされて。で、セッションは「少年」でいきたいです!と。
僕らケイタクがギター担当し、そこで太一さんが歌うというライブを行ってね。それを機にケイタクのライブでも「少年」を歌うことになりました。
で、3年間くらいすればお客さんに浸透するじゃないですか?
すると、CD出さないんですか?ということになりまして。
で、出してもいいんだけど、そういえばこれ太一さんの曲だよねと(笑

もう、ある意味ケイタクの曲として自分達にも浸透していたと(笑
(ケ)そうです(笑
で、まあ人の曲を出すというのは、難しいこともあったりするんだけど、そういういろんな問題を抜きにして、ただ純粋に「少年」という曲はいい曲なんで。
で、いい曲はいい!!とゴリ押ししました(笑

…(笑。ケイタクさんから見て、今西さんとはどんな存在なんでしょうか?
(ケ)ライバルです。(即答)

いい兄貴的存在といった要素もふまえつつ?
(ケ)もちろんそういう面もあるけど、飲んでる時はもう対等ですね。
最近もタイバンしたんですけど、やっぱ俺はもう「潰そうかな」って(笑
向こうも絶対その気でくるから(笑

それは、負けてられないですね(笑
(ケ)もちろんですよ!負けてられない!!ってか負けないし(笑

「少年」のPVを拝見したのですが、映像がセピアで統一されてて、ブリキ風のロボットや荒廃した学校が出てきますよね?どのようなコンセプトで作られたんですか?
(卓也:以下タ)「少年」の歌詞からの連想ですが、昭和時代の古き良き時代からの変わらないもの…をイメージしました。
なんというか、「無理して変わろうとすることはないんだよ」という歌詞世界を表現しました。
俺達も昭和生まれですし、太一さんとは実際10歳以上離れてますがそこに何か隔たりがあるかといえば、全くないし。
昔からずっと建ってる建物は風化し、そこに歴史は刻まれ、さらに歴史の中から生まれた数々の喜びや悲しみ、痛みなどを背負っている。
そういう背景と歌詞がリンクしたんですね。
で、ロボットに関しては、小さな頃「乗りたいな〜」とか思ったじゃないですか(笑
ヒーローものへの憧れというか。
で、今も形を変えてそういう憧れは心の中にちゃんとあるんですね。変わっていない。
そう、いい意味で「俺ら変わってないよ」ということですね。

歌詞とPVが1つになり、まるで生まれたばかりの新しい世界を奏で歌うような優しい作品だと思います。
(タ)ありがとうございます(笑
PVは、細かい部分に関しては監督さんの指示やアドバイスがあったんですが、俺らはアバウトにイメージを伝えただけで。自分達が詳細部分まで絡んでしまうと説明っぽくなってしまうと思うんです。
そんな感じで出来上がったこのPVは、とても気に入っています。

荒廃した建物があり、寂しい感じがするかと思いきやどこか懐かしい温もりがあり…。
(タ)そうですね。でも実を言うとロックな感じにしかたったんですよ。
なっっんかね、「おら〜〜〜!!!」みたいな(笑
すごく男っぽい、無骨な感じで。
まあ、これは後日談です(笑

どの曲を聴いても感じるんですが、心に染み込んでいくような深く優しい歌詞が多いですよね?
どんなシチュエーションで歌詞作りを行っていますか?
(ケ)覚えてません(笑
いや、なんだろ…。もちろん一人の時間に作るんですけど。
どういう事を思って作ったとかは、もう覚えてないことが多いです。

ありきたりに言えば、こんな場所で思いつくとか、ドライブしながら浮かんでくるだとか。
(ケ)僕は、もう一人籠ってつくりますね。
ギターをさわりながら作りますね。
で、いろいろやってくうちに、ピンとくる音が出てきて。
それで、それにあった歌詞が出てくるんですよ。
で、一行目、二行目が出来ると、大まかな全体像が見えてきて勝手に物語が始まり出すんですよ。

すごいですね?天才型ですね!
(ケ)いえいえ(笑

それは…何かが降りてきてるんでしょうか(笑
(ケ)はい(笑
降りてきてるんでしょうね。
(タ)俺は、曲を作る時は基本的に一夜寝かすんですよ。
何も記録しないで、次の日の朝に自分が覚えてたら続きを作ります。
まあ、作る時は言ってみれば自分が一番最初のお客さんですから、インパクトがあれば一夜経っても忘れることはないんですね。

例えば、街を歩いている時にふと頭に浮かぶことってありますよね?
(ケ)もちろんありますよ!
俺なんか携帯のボイスレコーダーで記録しちゃいますよ。
で、自分のパソコンにそれを転送するんです。

ミュージシャンになろうと決めたきっかけを教えてください。
(ケ)なろうとか決めたとかそんな感じではなくて。
自分が好きなことって楽しいじゃないですか?
で、やってて楽しいことで飯が食えたらラッキーだなと。
てゆうことで、ギターを始めた頃からミュージシャン。チケットのノルマのバックで飯を食った時がプロというか。いや、もうプロだなと。
だから、好きなことを追い掛けてきた結果、自然の流れで今ミュージシャンになっているんですね。
始めた当時は、お金もなかったからCDも出せないし、知り合いも伝手もいなかったから、そのね…ライブのチャージバックでね(笑、苦労しながらやりくりしてましたね。
(タ)俺も、基本的には同じような感じなんですが、最初は憧れで、かっこいいからとか、もてたいからとかそんな理由からでしたね。
でも、飯を食うとなると憧れだけじゃどうにもならないですから。
どういった大変な事が待ってるかなんて、知りもしないじゃないですか。
で、そこで親から大学へ行けと言われたんです。

その時、否定的な感情などはなかったんですか?
(タ)いや、そんなになくて。
1年は行きましたよ(笑
で、大学に音楽サークルに入ったんです。
人間誉められれば、やる気も出ますし、調子にものりますよね?(笑
サークルの方にのめり込んじゃって…。で、気付けば授業にも出て無かったんですね(苦笑
単位も2単位しか取れてなくて「やべ〜な」と…。
だって、1年目で2単位ってことは「やべ〜な」と…。
で、大学やめた時は今で言う「プ〜タロ〜」とかそんな言葉はなかったんですね。
何もしてないって不安になるじゃないですか。
そこで、音楽の専門学校に入りました。

ユニットとして音楽活動を続けていくにあたって、一番大切なこととは何だと思われますか?
(ケ)楽しむことですね!
楽しめるように仕向けていくことですね!!
ステージ上では、お客さんより自分達の方が楽しんでるくらいの勢いです!
(タ)俺は、相手や自分の性格を考えていい意味で割り切って調和を取ることだと思います。
自分の理想を相手に押し付けると、いつか歪みができるわけで。

折れる所は折れるという考え方は、うまく生きる知恵であり、生きていくこと全てにあてはまりますよね?
(タ)まさにそうですね。

リスペクトするアーティストはいますか?
(ケ)マイケル・ヘッジスです。
だいたいアコギとかしてる人は憧れてますよね。
10年程前に亡くなってるんですけど、ギター1本ですごいことしてたんですよ。
アコースティックギター1本で音を表現していたんですね。
マイケル・ヘッジスの存在のおかげでギターの世界は一気に広がったと思いますね。
でも、リスペクトするということはやめようとおもって。
吉田拓郎さんであったり長渕剛さんだったり、さだまさしさんであったりという、フォークジャンルから、フォーク・ロックの偉大なミュージシャンであるボブ・ディランまで幅広くリスペクトする方々はいますし、今でもリスペクトしているんですが、あえて頭の中からなくそうとしてますね。
もっとザルを広げようと思って。
リスペクトしてる時って、その人の曲ばかりすごく聴くんですよね。

影響されすぎてしまうから、リスペクトすることを頭の中から外そうということになったんでしょうか?
(ケ)そうですね。
いろんなジャンルを聴くことも大事だと思ったんです。

先程演奏された「きっと誰かが」のサビ部分が個人的に好きです。
「遠く離れていても、空も海もつながってる。だから寂しくないんだよね?だから頑張れるんだよね?」という想いが心に広がりました。
この曲はどのような思いで作りましたか?
(タ)感じられたように、遠く離れた友人や恋人に想いをはせるというテーマで作りました。
初めは、落ちてる自分を励ます感じで作ってたんですけど。
俺達の曲は、結構そういうテーマが多いですね。
俺は、敬太と出会ってからフォークを聞くようになって。
それまでは、メタルしか聞いてなかったですからね。

今後の目標は?
(ケ)自分達が「いい曲だな」と感じられる作品を作っていきたいですね。
楽しさが、前へ前へとでてくるような感じで作っていきたいです。
さっきも言ったんですが、まず自分達が楽しむ!!と。
(タ)辿り着く先をしっかり見つめて、楽しみながらゆっくり進んで行きたいです。

最後に愛媛のファンに一言!
(ケ)ポンジュース最高!!
また、ライブで愛媛に来ることを誓います!!
それまで忘れんで待っといてね!!
(タ)初めて来たんですが、とてもいいところでした。
いろんな人と知り合いたいし、知ってもらいたい!
それを地道にやっていきたいです!
敬太と同じく、また来ます!



最後に、ご多忙の中、何項目もの質問に応えてくださった「ケイタク」のお二人に感謝申し上げます。
また、イベントに携わったスタッフの方々にも大変お世話になり、この場をかりてお礼申し上げます。


★今後の「ケイタク」の予定ですが、年内にシングルもしくはアルバムをリリースされるそうです。
詳しくは
「ケイタク」ホームページ:http://www.keitaku.com/index.htmまで